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ソフトウェアによる細胞制御をベースとした視覚再生プロジェクト:NEW-VISIONに関する特許査定を受領

2017.06.26

 この度、当社のソフトウェアによる細胞制御をベースとした視覚再生プロジェクト:NEW-VISION に関する特許出願について、日本国特許庁から特許査定を受領いたしました。今後、所定の手続きを経て特許が成立いたします。

 発明の名称  可視光波長変換部を有する頭部装着型映像提示装置
 出願番号  特願2016-249858
 特許出願人  JIG-SAW株式会社

 これは、独自の可視光波長変換ソフトウェアをスマートグラス型の映像提示装置に搭載するもので、失明した方の視覚を回復することを目指すものです。まず、最初の対象疾患として、網膜色素変性症(※1)等を対象とし、早ければ2018年中に予定されている遺伝子治療薬の臨床試験とあわせ当装置の臨床研究を行う予定で取り組んでおります。この取り組みは特定の網膜疾患において失明した方々に対して、独自のアルゴリズム変換ソフトウェアによる細胞に対する色信号制御によって視覚再生の実現を目指す画期的な取り組みであり、本発明と遺伝子治療薬との組み合わ せにより、目の前の光景やヒトの表情の認識、文字の読み書きが確実にできることを具体的に目指しております。
 この取り組みに関する詳しい情報につきましては当社NEW-VISIONサイトをご確認ください。
 https://www.newvision-prj.com/
 また今回の日本国内での特許査定を皮切りに、全く新しいカタチの再生医療の取り組みとして、本件特許出願に基づく優先権を利用し、世界各国での特許登録に向けての取り組みも進めてまいります。

【語句説明】
※1 網膜色素変性症:遺伝子異変に起因する網膜変性疾患で、主な症状としては進行性夜盲や視野狭窄、視力低下などが挙げられ、やがて色覚の喪失や失明に至る病気